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子ども中心の生活を成立させる仕事術。小学校男性教員の子育て話

公立小学校 子育て 教師 教員 学校の先生
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先生の子育て!今回は公立小学校で働く30代、かんちゃん先生(@Kanchan_esへインタビューしました。

子どもが生まれて変わった生活時間、その分減らした仕事量や時短仕事術について詳しく伺っています。

子育て中の先生だけでなく、自分の時間をもっと増やしたい先生はぜひ参考にしてください!

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かんちゃん@ブレブレ教師さんのプロフィール

名前 かんちゃん@ブレブレ教師
年齢 30代
勤務場所 関東の公立小学校
勤務形態 専任
X(Twitter)アカウント @Kanchan_es
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ふたりの子どもが生まれて子ども中心の生活に

インタビュアー・ナツ
インタビュアー・ナツ

かんちゃん先生のお子さんについて教えてください!

かんちゃん先生
かんちゃん先生

上が4歳の女の子、下は1歳の男の子です

ナツ
ナツ

お子さんが生まれてから変わったことはありますか?

かんちゃん先生
かんちゃん先生

生活が一変しました。「子ども中心の生活になる」ってよく聞いてましたけど本当にそう思うくらい、子どもの都合でいろんなことが決まっていくのを身をもって感じています

ナツ
ナツ

具体的にはどんな風に変わったんでしょうか

かんちゃん先生
かんちゃん先生

1つは寝る時間起きる時間ですね。子どもは20時頃に寝るので、その時間は静かに過ごすために夜のテレビを見なくなりました。朝は子どものリズムに合わせて起きます。

それから、旅行や外食に行けなくなりました

ナツ
ナツ

子どもといっしょだと大変、ってことですかね

かんちゃん先生
かんちゃん先生

上の子が車が嫌いだったので、遠出はすごく神経を使っていました。

外食はやっぱり「小さい子が入れるお店。途中で泣いても大丈夫。子ども用の食器がある」っていうのを考えると、たいていフードコートになりますね

ナツ
ナツ

フードコートなんですね、ファミレスになるのかと思ってました

かんちゃん先生
かんちゃん先生

ファミレスも自由度が高いように見えるんですけど、うちの子はいつ泣くかわからないし、結構わがままなんです。

フードコートだと移動がしやすいので、泣いちゃったら抱っこしてフードコート内を歩き回れたり、自由度が高いのでうちはフードコートばっかりです

ナツ
ナツ

寝る時間・起きる時間が変わったとのことですが、お子さんが産まれる前はどんな生活時間だったんですか?

かんちゃん先生
かんちゃん先生

子どもが産まれる前は朝7時頃に仕事へ行っていました。

今は子どもを起こして保育園に送り出して、そこから職場に向かうので、学校への到着は8時くらいです。保育園の時間から逆算して朝はゆっくり起きています。

夜は20時くらいに寝かしつけをして、うまく寝てくれたらそのあとにゆっくりできる時間がある、調子が悪い日はひたすら寝かしつけの時間になる、という感じです

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子育ての時間を作るための仕事術

ナツ
ナツ

仕事と子育てはどうやって両立していますか?

かんちゃん先生
かんちゃん先生

うちの場合は私・妻・私の親でなんとか回しています。

今、妻も仕事に復帰して共働きなので、子どもの送り迎えに加えて仕事もしているとどうしても夕飯の時間が遅くなってしまうので、可能な範囲で親にも手伝ってもらっています

ナツ
ナツ

かんちゃん先生の奥様は何のお仕事をされているんでしょうか

かんちゃん先生
かんちゃん先生

教員です。妻は時短勤務が取れなくて、フルタイムなんです。異動するときの条件として「フルタイムでないと希望通りの異動にならないよ」って言われて、フルタイムを選びました

ナツ
ナツ

フルタイムで共働きだと子育ての時間を作るのって大変ですよね。

お子さんを保育園へ送り出すのはかんちゃん先生が担当しているということですが、以前朝早く出勤して取り組んでいた分の仕事は、今はいつ取り組んでいるんですか?

かんちゃん先生
かんちゃん先生

今はやってないですね

ナツ
ナツ

やらなくてよくなった、ってことですかね

かんちゃん先生
かんちゃん先生

働き方が変わりました。

例えば、今までは自作していたプリントを既成のプリントにしたり。そもそもプリントだと丸つけやファイリングが大変なので、ノートやドリルで代用できるものは代用することにしました。あとは、よくパワーポイントでスライドを作って授業の導入をやってたんですけど、シンプルに教科書を使った導入に切り替えて、準備が少なく済むようにしました

ナツ
ナツ

準備が少なくて済むような働き方に変えられたのは、それまでに試行錯誤した経験があったからこそ、できたことですか?

かんちゃん先生
かんちゃん先生

確かに、結婚する前の若いときは試行錯誤して、ワークシートは既成のものを児童に合わせて手直ししたりしていました。今は十数年経験を積んだこともあって、自作のものがなくても充分授業はまわるので、私にとっては必要なくなりました。

タブレットに置き換わった部分はタブレットを使ったり、自分の中で割り切って「そこまでこだわらなくてもいい、できる範囲の中でやる」という考えに変えました

ナツ
ナツ

既成のプリントや教科書を使った授業に変えたとき、児童に変化はありましたか?

かんちゃん先生
かんちゃん先生

私が「効果がある」と思って一生懸命作っていたものは、意外と差がなかったです。

プリントの方が書きやすいだろうと思って作っていたけど、ノート指導に変えても、教科書でも、充分やれます。1年生から6年生まで担任したことがあるんですけど、4月から積み重ねていけばどの学年でもやれるなって感じました。

「もう無理に時間かけてプリントの枠を考えたり、フォントを意識して微調整したり、しなくていいんだ」って思いました。やっぱり教科書はよく作られてますね

ナツ
ナツ

効果に差がないなら楽な方に変えても問題ないですもんね。

ほかにも何か仕事を減らす取り組みをされているんでしょうか

かんちゃん先生
かんちゃん先生

早く帰るキャラクター付けは大切だと思います。

「あの先生は17時半以降いない」って思わせるようにすると、みんなそこまでに仕事を頼んでくれますし、保護者もそこまでに電話をくれますね

ナツ
ナツ

保護者からの連絡が遅い時間に来ないように、具体的にはどんなことをしているんですか?

かんちゃん先生
かんちゃん先生

私はプライベートも児童へ正直に話しているので「先生はいま小さい子どもがいて、すごく可愛いんだ。みんなのことも大切だけど、自分の子どものことも大切なんだ。だから申し訳ないけど、先生は放課後あんまり学校にいない。何かあったら学校にいる間に相談してほしいし、おうちの人にもそう話してみてね」と伝えています。

授業参観では保護者へも「私もいま子育て中なので、遅い時間に学校へいなかったり、朝早く来れないときもあります。何かあれば連絡帳や、日中に電話をください」という風に伝えてます

ナツ
ナツ

周りの先生に対しては、どんな風にして早く帰る人だって思わせるんでしょうか

かんちゃん先生
かんちゃん先生

基本的に同じ時間、17時半頃に帰ります。その分どうしても迷惑をかけることがあるので、「いつも早く帰ってすみません」って声をかけながらお菓子を配ったりします。そのついでに「おかげで家で〜〜ができました」とか、子育ての話をします

ナツ
ナツ

そうやってパパ先生として同僚との関係づくりをされているんですね

かんちゃん先生
かんちゃん先生

子育てに協力的な職場なので本当にありがたいです

ナツ
ナツ

やっぱり周りの先生と関係をつくっておくことは大切ですか?

かんちゃん先生
かんちゃん先生

すごく大切にしています。

同僚・保護者・児童との関係づくりを大切にすると、トラブルが減って仕事が減らせるので、それも時短術のひとつです。何かあればこちらから保護者に電話しますし、“攻めの関係づくり”という感じで積極的に関わっていきます

ナツ
ナツ

攻めの関係づくりということは、アクションを起こすのはいつもかんちゃん先生からですか?

かんちゃん先生
かんちゃん先生

児童に対しても同僚に対してもこちらから起こすことが多いです。

Twitterでよく「職場では、困ってる人がいないかアンテナを立てている」って言ってるんですけど、私がいない時間はフォローしていただけるように、私がいる時間は私がその人の力になれるようにしています。そうすると早く帰っても問題が起きにくく、起きたとしても代わりにほかの先生がやってくれたりします

ナツ
ナツ

普段から助け合えるような関係づくりをされているんですね。

ほかにも何か、減らした仕事はありますか?

かんちゃん先生
かんちゃん先生

毎年繰り返すものはデータを残しておいてそれを直して提出する、アンケート系はもらったらすぐやる、掲示物は児童といっしょに貼る、とか仕事術の本を読んで真似しています。

前はプリントの丸つけを放課後にしてたんですけど、今はできた子から持って来させてすぐにその場で丸をつけます。

みなさんが「いいよ」って言う方法を取り入れて、自分に合ってたら続ける、合ってなかったらやめる。柔軟にやっています

ナツ
ナツ

仕事術の本でおすすめがあれば教えてください!

かんちゃん先生
かんちゃん先生

大前暁政先生の『若手教師のための「超」時間術』が特におすすめです。1年間通して使える技が具体的にいろいろ書いてあります。これは若手向きなんですけど、中堅向けの『ミドルリーダーのための「超」時間術』、 ベテラン向けの『スクールリーダーのための「超」時間術』もおすすめです。ベテラン世代の働き方も今後のキャリアを考えて、先に知っておいてもいいなと思って買いました

ナツ
ナツ

かんちゃん先生は子育てがきっかけで働き方が変わったんですよね。そのような働き方は結婚や子育てがまだの先生でも、できますかね?

かんちゃん先生
かんちゃん先生

目的をはっきりすればできるんじゃないでしょうか。

自分の時間を大切にしたいなら、そのために「17時半で帰る」って決めれば、その時間の中で仕事をしようとすると思うので。

そういった時間間隔や「仕事以外のことも充実させたい」って目標があれば充分できるし、そういう人生を送った方が疲弊しにくいかと思います

子育てで大変なこと

ナツ
ナツ

子育てで大変なことを教えてください

かんちゃん先生
かんちゃん先生

学校だと”先生”なので児童は話を聞いてくれるんですけど、娘にとってはただの”パパ”なので、全然話を聞いてもらえないことです

ナツ
ナツ

聞いてもらえないんですか?

かんちゃん先生
かんちゃん先生

ぜんぜん聞いてもらえないんですよ(笑)

学校だと「いいかい、」って言うとみんなピシッとなるんですけど、娘に「ちょっといい?」って言っても「フンッ」って感じで

ナツ
ナツ

話を聞いてくれないけど聞いてほしいときってどうするんですか?

かんちゃん先生
かんちゃん先生

追いかけて「ちょっとちょっとー!」って遊びながら言って、こっちを向いたときに話します。

仕事で身につけたテクニックも使いつつ、楽しみながらやっている感じですね

公立小学校 子育て 教師 教員 学校の先生
かんちゃん先生のお子さん
ナツ
ナツ

ほかにも大変なことはありますか?

かんちゃん先生
かんちゃん先生

つらいのは病気です。噂で聞いていた以上に子どもは病気になるんだなって。

私も妻も今年、仕事を頻繁に休んでいて、それがつらいですね

ナツ
ナツ

病気がうつったり看病するのもきっと大変ですよね

かんちゃん先生
かんちゃん先生

子どもって体調は悪いんだけど元気だったりするんです。そんな子どもと家で1日過ごすと、行き詰まる感じもしますね。

それに私が学校へいない間に誰かが私のクラスを見てくれている申し訳なさもあるし、そのあと学校へ行くとだいたいプリントが山積みなので、それを片づけるつらさもあります

ナツ
ナツ

それは大変ですね……お子さんの病気で急遽お休みを取ることもあるんですか?

かんちゃん先生
かんちゃん先生

あります。「明日休みます」とか

ナツ
ナツ

そういうとき夫婦でどちらが休むかって決めているんですか?

かんちゃん先生
かんちゃん先生

緊急時はだいたい妻です。私は次の日に休んで、その次の日も休みが必要だったら相談して、妻が調整したり、順番に休みます

ナツ
ナツ

急に休むとき、周りの先生から何か言われたりしたことはありませんか?

かんちゃん先生
かんちゃん先生

それがないんですよ。

ありがたいことに温かい職場で、溜まったプリントの丸つけをしてくれた先生がいたり、代わりに授業を進めてくれた先生がいたりしました

ナツ
ナツ

それはありがたいですね!きっとかんちゃん先生がこれまで、周りの先生と助け合って関係を作ってきたからですよね

かんちゃん先生
かんちゃん先生

人間関係が良い職場だっていうのはありますけど、一応そういう働きかけもしてきました。

助けてもらうだけだと申し訳なさが残るので、お菓子を配って申し訳なさを半減させてもらってます。

お菓子配りは好きなので、配るときに「クラスの子どうでした?」って会話をしたり、「何かあったときは私が代わりに入りますので」とか伝えたりしてます

ナツ
ナツ

配るのにおすすめのお菓子ってありますか?

かんちゃん先生
かんちゃん先生

ハッピーターンは喜ばれます。

今年は休む回数が多いので高いお菓子だと私も苦しいし、相手も「申し訳ないよ」ってなるので、ハッピーターンくらいが気軽で良いです

公立小学校 子育て 教師 教員 学校の先生
かんちゃん先生のお子さん

子育てで幸せな瞬間

ナツ
ナツ

子育てで幸せを感じる瞬間を教えてください

かんちゃん先生
かんちゃん先生

なんでもないことで子どもといっしょに感動できます。

いま息子が電車が好きなんですけど、いっしょに電車を見に行ったときに踏切のカンカンって鳴る音に喜んでいて、「この音が楽しいんだ」って気づきました。そんな新しい世界を見せてくれて、いっしょに喜べたりします

ナツ
ナツ

日常で見逃しているような新しい発見ですね

かんちゃん先生
かんちゃん先生

子どもを通して物事を見直せるので、それが楽しいです。

雨の日も今までは憂鬱だったんですけど、子どもは外に出て行こうとして楽しそうで、「雨って楽しいんだ」って思いました

ナツ
ナツ

確かに大人だけだとなかなか気づかないかもしれないですね

かんちゃん先生
かんちゃん先生

違う世界を見せてくれるというか、自分が忘れてたものを思い出させてくれる。そういうのを子どもと共感できる瞬間は楽しいです

ナツ
ナツ

かんちゃん先生、参考になるお話をたくさんありがとうございました!

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インタビューまとめ

  • プリント作りをやめて既成プリントや教科書中心の授業に変えた
  • 仕事にかかる時間は減り、児童への効果も良い意味で変わらなかった
  • 子育て中であることを児童・保護者へ話しておくと勤務時間外の対応が減らせる
  • 仕事時短術の本を参考に、自分に合った方法を取り入れる
  • お菓子を配りながらコミュニケーションを取り関係をつくる
  • 子どもは自分が忘れていた世界を思い出させてくれる

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