自宅の庭で家庭菜園を楽しむ。30代小学校教員の趣味

畑です。と言っても小さい畑で、庭の一角が2.5m×4mの畑になっています

夏だときゅうり・ピーマン・じゃがいも・ネギ・シソです。

5〜6種類は同時に作れます

家を建てるときに「庭で季節の野菜が採れるといいよね。子ども達と収穫できたら楽しいし」って話になりました。

あとは私が子どもの頃から興味があったんですけどやれなかったので、家を建てたのを機にチャレンジしたんです

そうです、「ここは畑にしてください」って外構屋さんに伝えて作ってもらいました

石とかが多かったので土を入れ替えました。もともと更地だった一角をレンガで組んでもらった菜園スペースなんですけど、畑用の土じゃなかったので土を買ってきて足して、耕しました

夏野菜です、ミニトマトときゅうりとナスですね

『せまいスペースでもできる家庭菜園』みたいな本を買って勉強しました。

畑を4区画くらいに分けて、なす・きゅうり・ミニトマト・それ以外のちょっとしたものを作りました

失敗するのが嫌だったので、最初の年は苗にしました。育ったものもあれば、だめだったものもあります

育ったのはミニトマトです。

きゅうりが意外とだめでした。枯れてしまったので苗を買い直して育てたんですけど、それでも管理が良くなかったのか小さかったり曲がったきゅうりだったり、あんまりいい出来じゃなかったですね

スコップ・剪定ばさみ・支柱。あと支柱に縛る紐、私は麻紐を使ってます。そのくらいあれば大丈夫です 

野菜用の土がホームセンターで買えます。

最初は手軽に収穫できる楽しみを味わえた方が良いと思うので、あまり難しいことはしない方がいいです。あとはホームセンターの店員さんに聞くといろいろ教えてくれます

ホームセンターに育て方の資料が置いてあったりするので、なくても大丈夫です

育ちますけど、あげると全然ちがいます

見た目も、実のなり方もちがうんです。

今年はあまり肥料をあげなかったので、実のつき具合が悪かったです

初年度は気にして、お酢や牛乳を薄めたものを霧吹きでかけたりしてました。

けど意外と私は気にならなくて、「多少は虫食いで食べられなくてもいいかな」って。育てることを子どもといっしょに楽しむって目的もあるので、収穫できれば嬉しいけど収穫できなくてもいいんです

そうです。見栄えとか形も気にせず、自分たちで楽しむだけなので

虫は嫌がりますね。

ただやっぱり葉物は虫食いが多くて、ほうれん草は虫に食べられてなくなっちゃうくらいだったんです。だからほうれん草は最初からなかったことにしました（笑）

ほんのちょっと残ったものを私がソテーにして食べました。

春菊とかなら虫食いに強いので、そういう育てやすいものを選ぶといいです

夏だったらミニトマトですね。多少、水やりがなくても育ちます。

あと、楽だったのはシソです。放っておいてもすごい大きくなります。夏は素麺やうどんの薬味にも使えますし

やっぱり日差しが強いので、成長も早いです。すごく暑いとそこまで虫も出てこないですし。

逆に冬、寒くなる前の時期はネットをかけておかないと虫に食べられちゃって、冬の方が難しいです

意外とおいしかったのはモロヘイヤです。どんどん取れて、夏に食べると元気が出ます。「育てやすいしこんな風に育つんだ」って発見もありました

感動したのはズッキーニです。すっごい大きくなるんですよ、葉っぱとか。下から実が生えるので「こんな生え方をするんだ」っていう発見が面白かったです。

あと、自分で受粉をやらないとだめだったんですけど、タイミングが悪いと雄花と雌花が同時に開かないんです。うまく開いたときに綿棒でちょんちょんと受粉をやってあげないとだめだったので、それがうまくいったときは感動しました

すごく嬉しかったです。

あと、スーパーで野菜を見る目が変わりました。「これもきっといろんな手間をかけられて、できたんだろうな」って

植物に詳しくなったので、生活科の授業や給食で「先生も育ててるんだけど…」って話ができるようになりました。給食で出た野菜を児童が「きらい」って言ったときは「これ実は育てるのが大変なんだよ」って話をしましたね。

身近な先生がそういうことに取り組んでいて話ができるっていうのは、学校にゲストティーチャーを呼ぶのと同じような効果があって、言葉に重みがあるんじゃないかと思います

一口は食べてくれます（笑）

おすすめですね。仕事に活かせなかったとしても、植物を愛でるのは心が休まると思うんです。

朝起きて水やりしながら畑をながめて「なんか大きくなったな。今日はここが伸びてきたな」って考えてると癒されます。収穫の楽しみもあるので、一石二鳥ですね

前の日には咲いていなかった花が咲いてたり、夏場のトマトなんかはグイグイ伸びます。夏野菜は特に変化が大きいと思います

あとは、年齢に関係なく何歳からでも始められるので、おすすめです。

ベテランの先生との話のネタにもなります