40代女性教員、子育てと仕事の両立

6歳と7歳、ふたりとも男の子です

意外と仲良いんですよ。友達みたいな感じで

しました

年子なので、復帰しようと思ったときにまた子どもができて、気がついたら4年休んでました

準備はよくわからなかったので何もしてないんです。
けど浦島太郎になるのが怖かったので、職場で仲が良い人に今どんなことが起きてるかはよく聞いてました

やっぱり今の時代ってICT関係が進むの早くて、育休前は自分用のパソコンがなかったのに戻ってきたら1人1台だったり。今まで手書きの紙面でやってた出張届けとか提出書類がデジタルになってたのでびっくりしました。あと学力テストもなかったのに新しいテストができてたり

心の準備というか、復帰のときにイメージしやすかったです

私自身が復帰と同時に異動することが決まってました

その市町村全体として、どんな風に変わっているかというのを聞くために連絡を取ってました

大きい学校なので全員とは話せないですけど、自分から先輩も後輩も関係なしにちょくちょく話しに行きます

思い返すと新任のときも、けっこう先輩の家にほいほい遊びに行ってご飯食べさせてもらってました。よく1年目でベテランの先生の家に行けたなって（笑）

もう何でも、わからないことがあったら経験年数とか関係なしに聞きに行ったり。若い子にはICTについて「わからへん」って聞いたり。
誰に対しても聞くことが恥ずかしいとかは全然ないですね

知らない・わからない方が怖い、みたいなところはあります

学年だったらまずグループLINEです。そこからプライベートで遊ぶ人ができて、学期終わりにごはん食べに行ったり、日帰り旅行行ったりとか

一番変わったのは、保護者の気持ちがわかるようになったことです。
今までは「先生はお子さんいらっしゃらないから、わからないですよね」って言われたこともありました

保護者からのクレームがだいぶ減りました。
子どものトラブルが起きたときも、親としては自分の子どもがトラブルになった不安などあると思うんですけど、そういうのを察しながら伝えられるようになりましたね。
今では「先生、うちの子どうしたら良いんでしょう」って子育ての相談されたりとか

20代のときは相談されたことなかったんですけど、自己紹介で「子どもがいます」って言ってるとそういうお話も多くなりました。
でもまだ自分の子どもが思春期に差しかかっていなくて保護者の方が子育ての先輩なので、何も言えないですけど「いっしょに考えましょう」ってスタンスでいけるようになりました

学年便りも、「この書き方だと何のことか保護者がわからない」っていうのがわかるようになりました。若い先生が作るとついわかっているていで「ーーがいります」とか書いちゃうんですけど、ちがう伝わり方をしてしまうことも理解できるようになりました

両立は難しくて、全然できてないです。おじいちゃんおばあちゃんに協力してもらってます。
できるだけ早く帰れるように専科を持っていただいている時間にバーっと仕事を済ませたり、ICTを使って提出物を家でも見れるようにしたり。ICTのおかげでだいぶ楽にはなりました

近所で、子どももすぐに行ける距離です

子どもはおばあちゃんに任せています。
土日に作り置きしたりとか、コープとかの宅配の材料が切ってあるキットを利用したりとか、楽をしてます

いやもう無理。
私、前の学校で時短勤務が選べなかったんです。本当は選びたかったんですけど

みんな時短勤務です、私だけフルタイム（笑）

「よくフルタイム勤務で戻ってきたね」って言われました。前の学校で勤務形態を決めてからの異動だったんです。
今の学校がみんな時短勤務してるって知ってたら言えたんですけど、知らなかったんで「えーっ！」って（笑）

もう絶対選びます。もちろんお金はだいぶ減るけど、手のかかる子どもと過ごせる時間は今だけなので、いっしょに過ごせる時間を優先するべきだったなぁと今となっては思います

たまにふと思うんです、「人の子を見てる場合か」と。全く我が子が見られていないので

土日になんとか、月に1回はファミレスに行ったりとかです。頑張った会みたいな

子どもから「ありがとう」とか「大好き」って言われる瞬間が一番嬉しいです

特にこれというときではないんですけど、ふいにそう言ってくるときがあります

それは自分もよく伝えるようにしてます。だから返ってくるのかも。まだ年齢的にも言えるのかもしれないです。そのうちクソババアとか言われるかもしれないですけど（笑）