「先生をやりながら趣味の時間は持てるの?」
プライベートの時間を充実させている先生に、取材します。
今回は関東で働く29歳の理科教師、M先生にインタビューしました。
オフの時間に何をしようか悩んでいる先生はぜひ参考にしてください!
M先生のプロフィール
名前 | M |
年齢 | 29歳 |
勤務場所 | 関東の私立中学・高校 |
担当教科 | 理科(物理) |
そしてインタビュアーである私ナツの元同僚です!
M先生の趣味について聞きました
それでは趣味を教えてください!
音楽を聴きながらのランニング
日常的にやってるのは、走ることだね。
職場の先生と一緒にマラソン大会も出るよ。
大会に出るのはすごいね。
どのくらいのペースで出場してるの?
半年に1回くらいかな。
富里(千葉県)のスイカロードレースとか、川崎(神奈川県)の駅伝とか参加したことあるよ。
普段は1人で走ってるの?
どのくらいの距離?
1人だね。5キロくらいかな
結構走るね!
それで、帰ってくるのが大変でしょ。
だからスーパー銭湯に向かって走るの。
風呂入って、上がったらビール頼んで、飯と一緒にガーっといって、マッサージチェアでガーーーってやって。
ガーっとね(笑)
そこの銭湯、マンガが置いてあるんだ。
『闇金ウシジマくん』読んでる。
風呂上りのマンガは良いよね〜!
ランニングは始めてどれくらいなの?
もう4年くらい
何が目的で始めたの?
体型維持だね。
久しぶりに会う人から「太ったね」って言われないように頑張ってる。
まあでも根幹にあるのは素敵に歳を重ねたいから。
そういう心がけって良いね。
でもランニングってなかなか続かない人が多いと思うんだけど、どう?
ランニング中くらいしか音楽聴かないから、走る=音楽聴けるっていうモチベーションがあるかな。
あとは走ったあとのお酒おいしいし。
読書、好きなジャンルは「イヤミス」
高校の頃と比べて時間ができたから、本でも読んでみようと思って、最初に手を出したのが東野圭吾。
でもそれがきっかけでそういう系統の本が好きになったけど。
仕事に影響を与えた1冊ってある?
自分の仕事に誇り持ちたいし、どんな役職でもどんな環境でも結果出したいなって。
今度ドラマ化される作品の話だと、「本当に優秀な人間とはどんな場所でも輝ける人間だ」っていうのが心に残ってる。
池井戸作品は仕事のモチベーションであり、働くことの意味を考える作品だね。でも1番はストレス解消になってるのかもしれない。
「こいつムカつくな」っていう奴がけちょんけちょんにされるじゃん。
確かに!
他におすすめの本はある?
それで1冊読んで「この作家すごく良い」と思ったら「作家名 ランキング」で調べる。
嫌な感じで終わるんだよね?
嫌な気持ちで終わるっていうよりかは「そうくるか!それは予想してなかった」って気持ちになるんですよ。
面白いのが、イヤミスの世界はありえそうな世界なんだ。
「こんな嫌な女いそうだなぁ」とか「こんな男とは関わりたくないな」とか。
俺みたいな私立学校っていう閉鎖的な場所で働いてる人間は、コミュニティって広がりにくいんだけど、そういうところにいるからこそ、身近でありそうな嫌な世界をチラッと見たいんだ。
「絶対こんな奴らとは関わりたくない」って思うんだけど、“人が怖い”世界を覗きたい。
イヤミスってミステリーだからオチがちゃんとあるんですよ。
『しろいろの街の、その骨の体温の』あらすじ
クラスでは目立たない存在である小4の結佳。女の子同士の複雑な友達関係をやり過ごしながら、習字教室が一緒の伊吹雄太と仲良くなるが、次第に伊吹を「おもちゃ」にしたいという気持ちが強まり、ある日、結佳は伊吹にキスをする。恋愛とも支配ともつかない関係を続けながら彼らは中学生へと進級するが――
野間文芸新人賞受賞、少女の「性」や「欲望」を描くことで評価の高い作家が描く、女の子が少女に変化する時間を切り取り丹念に描いた、静かな衝撃作。
まあスクールカーストっていうのは無くならないんだけど、そういうことを考えるきっかけに絶対なる。
おいしい料理とお酒を嗜む
1人で飲み屋とか行くよ。
モツ煮込みとか焼き鳥食べたり。
ビールからのレモンサワーいって焼酎飲む。
おおー飲むね〜!
私は酒好きではないからピンとこないんだけど、「お酒飲みたいな〜」って気持ちで行くの?
お酒だけだったら家で飲めるし。
最初は恥ずかしかったんだけど、20代後半になってから大丈夫になった。
まあ1番の原因は、仲の良いよくごはん食べに行ってた先生達が結婚しちゃってさ。
それでごはん食べに行く機会がなくなるとつまんなくなっちゃったんだよね。
確かにそうだよね。
お店選びはどうしてるの?
食べログ?それとも歩きながら探すの?
店の外から雰囲気見て決めたり、人に紹介してもらったりもするよ。
ラーメン屋は調べてから入るかな、ラーメンは失敗したくないから。
インタビューまとめ
- 銭湯に向かって走り、ビールを飲んで帰る
- 音楽を聴くために走る
- 半沢直樹は働くためのモチベーション
- イヤミスの世界は好奇心が刺激される
- 高校生におすすめしたいのは村田沙耶香の『しろいろの街の、その骨の体温の』
- 酒は最高の友
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